TIAの事業・活動

バイオ・医療

TIA連携プログラム探索推進事業「かけはし」を中心にして、TIAはバイオ工学や医療工学の研究開発を支援しています。



藻類バイオマス

藻類バイオマスは、バイオマス燃料を中心として「環境」と「エネルギー」という面で社会的にも経済的にも大きなインパクトをもつものとして従来から注目されてきました。しかしながら、その「機能性」という面に関しては、抗肥満、抗老化、抗酸化、抗がん、抗認知症などのポテンシャルがあるにもかかわらず、極限られた範囲でしか利用されてきませんでした。
TIA 連携プログラム探索推進事業「かけはし」の共同研究は、この分野における豊富な知見をもち、ABESを設立し先駆的な役割を果たしてきた筑波大学と産総研に、微細藻類に新たな機能性を賦与する技術を開発している東京大学が加わり、医療・健康の分野を中心に藻類バイオマスの機能性の発掘と新たな市場開拓、社会実装を加速させていきます。

ABES(Algae Biomas and Energy System R&D Center) 藻類バイオマス・エネルギーシステム開発研究センター

『藻類バイオマス』の画像



糖鎖工学

糖鎖標的レクチンを用いて、がんの診断や治療の新たな技術を研究開発しています。具体的には、レクチンを利用した診断薬と治療薬の創出、有効性と安全性の評価、高機能化、医薬の機能解明などをTIA5機関の連携によって行っています。(下図は、レクチン医薬による抗がん作用)

『レクチンがん治療1』の画像

  『レクチンがん治療2』の画像

 

 

ナノバイオ

『ナノバイオ』の画像

物質・材料の創製と評価、デバイス作成、システム構築までを一貫して実施できるTIAの強みを生かし、ナノバイオ領域への展開を図ります。筑波大学に「つくば臨床医学研究開発機構(T-CReDO)」を設置し、実用化を見据えた医薬品・医療機器等の研究、社会実装のための実証研究、ならびに臨床開発を支援しています。TIAでは、T-CReDOと連携し、基礎的研究からシーズ育成、実証・臨床研究までをシームレスに繋ぐナノバイオプラットフォームを構築し、ライフイノベーション・インキュベーターの創出を目指します。

つくば臨床医学研究開発機構 (T-CReDO) http://www.s.hosp.tsukuba.ac.jp/t-credo/
筑波大学および筑波研究学園都市を中心とする研究機関の英知を結集し、医療技術に関する研究成果(シーズ)の育成と臨床開発等実用化に向けた支援、および臨床上有用な知見を得るために行う臨床試験の実施の支援を行います。



バイオ動態制御

『バイオ動態制御』の画像

機能性タンパク質分子の高精度制御を実現するために、従来の定常的な分子構造情報だけではなく、多次元的分子動態構造情報を取得する必要があります。時分割的な分子動態挙動は、その膨大な情報を処理するデータ駆動科学や理論的側面からの学問的融合が不可欠です。これらを進展させるために、X線や電子線や中性子等の量子プローブによる時分割的計測技術とAI的データ処理技術と、実験結果を補完する分子動力学計算技術の高精度化、そして、外場から人為的制御を可能にする分子設計技術の真の合体が必要です。それらの融合のために基盤計測技術であるX線1分子追跡法(Diffracted X-ray Tracking: DXT、図はSPring-8での装置配置)を一層高度化させます。

 

その他

 

 

TIA連携プログラム探索推進事業「かけはし」