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「CNT-NMEMS-TIA共同シンポジウム」-グリーン再生に向けて-
今回のシンポジウムは、TIAの6つのコア研究領域のうち、カーボンナノチューブ、N-MEMSの2つの領域を中心に開催しました。
震災後の復旧状況を報告するとともに、CNT、MEMS、それぞれの量産試作ライン、技術の将来、TIAの活動計画、更に新たに開始されたグラフェンプロジェクトを紹介しました。
また、単なる復興ではなく、より安全で、グリーンな社会への変革を目指す「グリーン再生」についての議論も行なわれました。
冒頭、野間口有産総研理事長兼TIA運営最高会議構成員、古河直純日本ゼオン社長:CNT、今仲行一オムロン執行役員常務:NMEMSの3名から主催者挨拶が行われ、引き続く、来賓挨拶では、 福島洋経済産業省産業技術環境局研究開発課長、鈴木富雄新エネルギー・産業技術総合開発機構理事から挨拶を頂きました。
その後の、講演の部では、渡邉政嘉TIA-nano拠点運営最高会議事務局長からTIA中期計画の説明が、林正秀TIA-nano推進協議会事務局長からTIA推進協議会の説明が行なわれました。
引き続く基調講演では、飯島澄男産総研ナノチューブ応用研究センター長、江刺正喜東北大学教授から興味深い講演があり、会場は定員を超える賑わいでした。
会場を移し、ランチを兼ねたポスター展示が行われ、それぞれのパネルの前では多くの交流がなされました。
午後はCNT・グラフェンとNMEMSのパラレルセッションとなりました。
最後に、CNTとNMEMSの見学会が行われましたが、定員の関係から、一部の方には見学会に参加いただけず、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
今後とも、TIAではこのようなシンポジウムを開催して参ります。
- 2017年8月22日
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