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コンセプト

産総研を活用した超電導技術開発共同体(イメージ図)

ニュース/イベント

設立の経緯

 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)では、概ね半世紀にわたり新材料探索、超電導線材、超電導エレクトロニクスデバイス、超電導マグネット、極低温冷却、応用技術開発等の超電導技術全般について一貫した研究開発に取り組んできました。これらの研究開発を通じ、超電導基盤技術を醸成し、その社会への普及を進めてきたところです。ところで、超電導技術によるイノベーションを社会にいち早く普及させるには、材料開発、冷却技術から応用システム開発に至る川上から川下に関係する産業界と大学や公的研究機関が幅広く参加するオープンイノベーション拠点の構築と、それを活用したイノベーションの創成、並びに、次代を担う人材育成が求められます。このような「拠点」の創成こそが、今後想定される地球環境問題やヘリウム資源等の課題を世界に先駆けて解決するために必要であり、我が国の産業競争力の源泉となることが期待されます。
 折りしも、1988年から我が国の高温超電導研究開発を主導してきた公益財団法人国際超電導産業技術研究センター(International Superconductivity Technology Center、略称 ISTEC)が、当初の目的を達成して2016年6月に解散することになりました。このような情勢を鑑み、産総研は、研究領域を横断した新しい技術開発コンソーシアムを設立するため、関係する企業や大学等との間で、2015年6月から2016年2月まで、継続的な意見交換を行いました。その結果を受け、この度 ASCOT の設立に至りました。

概要

 産総研は、産業界やアカデミア、公的研究機関の計24社で、新たな技術開発コンソーシアム「つくば応用超電導コンステレーションズ(Applied Superconductivity Constellations of Tsukuba (ASCOT))」を2016年5月26日に設立しました。
 超電導現象は、低温に冷却すると電気抵抗が消失する物理現象です。この技術を社会に適用できれば、人類が直面する様々な地球規模の課題に対し、有効な解決手段を提供できると期待されています。1986年に発見された酸化物系高温超電導材料は、超電導現象の発現に液体ヘリウムによる極低温度の冷却を必要としないため、超電導技術を広く普及できる新素材として大きな期待が寄せられているところです。さらに、近年、地球規模の課題が大きく変化し、地球環境問題、特に地球温暖化とその抑制に向けた具体的対応は人類共通の課題となっています。超電導技術は究極の省エネルギー技術であり、例えば、国境を超えた再生可能エネルギー送電網の形成などで、超電導技術の適用が期待されています。加えて、超高感度磁気センサー、量子コンピューター等への超電導エレクトロニクスデバイス技術の適用は、資源戦略、革新的医療、人工知能(AI)等の最先端研究開発において大きな期待が寄せられています。
 ASCOT は、MRIやNMR等の医療・分析機器、産業機器等に適用される各種超電導マグネット開発、鉄系等の新材料開発、及び先進冷却技術や、超高感度SQUID磁気センサーをコア技術とした超電導エレクトロニクスデバイスの開発等を一体的に進めることが可能な共創場として構築してゆきたいと考えています。

ASCOT への加入について

ASCOTでは、

  1. 技術にこだわりを持つ「日本型オープンイノベーション拠点形成」
  2. 高度な教育と実践的な企業研究とを一体化した超電導人材育成
  3. 超電導材料、線材、デバイス、冷却並びに応用技術開発全般
  4. 川上から川下の産業界と大学・公的研究機関が幅広く参加する拠点構築

を推進することを特徴としていますが、この趣旨に賛同していただける産業界の参画を広く求めております。

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